ロバース博士のABA早期集中療育は、このABAを早期(2-4才)から集中的に(週20~40時間)行う、というところに特徴があるのです。
(ロバース博士らはこの方法を「早期集中行動介入(EIBI)」と呼んでいますが、ここでは「ABA早期集中療育」と呼びます。「ロバース法」と言われることもあります)
2005年には、ウィスコンシン州の研究グループが、ロバース博士の研究をモデルにして、2~3歳半の自閉症児23人(IQ35-75)に平均30~40時間のABA家庭療育を2年以上実施したところ、平均IQが51から76に増加し、11人(48%)が知的に正常域(IQ85以上)に達しました。彼らは「およそ平均的な学業成績を上げ、流暢に話し、友達と普通に遊んでいる」とのことです。ほかにも多くの研究で、ABA早期集中療育の効果が確かめられています。
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